消費者庁は10日、機能性表示食品の届出データベース（DB）を更新し、届出番号I740からI745（サプリメント2件、サプリ以外の加工食品4件、生鮮食品ゼロ件）まで計6件の新規届出を公開した。11月に入ってからのDB更新は2度目。前回6日の更新では19件の新規届出を公開していたが大きく減少した。

　この日の更新では9月28日から29日にかけて同庁へ提出された新規届出が公開された。同庁は同29日金曜日の夜、機能性表示食品の届出ガイドラインと質疑応答集（Q＆A）の一部改正を行っている。次回のDB更新から、改正後に提出された届出の公開が始まるとみられる。

　改正後、機能性関与成分の安全性評価について、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所の素材情報データベースから安全性に関する情報を引用した届出の差し戻しが相次いでいるとされる。今後、新規届出の公開件数が落ち込む可能性もありそうだ。

　この日は、アサヒ飲料㈱（東京都墨田区）や㈱ファーマフーズ（京都市西京区）など4社からの新規届出が公開された。また既存届出の取り下げ情報についても更新があり、ホワイト食品工業㈱（富山県南砺市）がローズヒップ由来ティリロサイドを配合した乳酸菌飲料の届出を取り下げたという。「再販の予定がない」ため取り下げた。2019年3月に届け出ていた。

【石川太郎】

2023年11月の機能性表示食品届出DB更新
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