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食品開発展が12日から サプリメント業界の川上企業が多数出展

 食品分野の研究者や技術者などに向けた総合展示会「食品開発展 2022」(インフォーママーケッツジャパン㈱主催)が12日から14日まで、東京ビッグサイト(東京都江東区)西1・2ホールで開催される。今回で33回目。主催者によれば、規模は800小間、約4万人の来場が見込まれる。

新製品や機能性表示食品対応素材に注目

 サプリメント・健康食品業界の原材料メーカーや最終製品の受託開発・製造企業など川上企業が多く出展する。

 インデナジャパン㈱(ブース番号:2-079)は、新製品として関節ケア素材「ミティドール」と睡眠・ストレスケア素材「レリッサ」を出展。また、機能性表示食品対応素材の「ケルセフィット」もアピールする。それぞれプレゼンテーションセミナーも行う。

 ㈱エル・エスコーポレーション(A-064)は、認知機能対応素材のエルゴチオネインの他、抗酸化素材のセレノネインを出展。新規の機能性食品素材を求める最終製品開発者らにアピールする。

 オリザ油化㈱(2-127)は、出展に合わせて新製品の「マウンテンキャビアエキス」をお披露目する。食後血糖値抑制機能が期待できる新素材。この他、藤茶エキス、シーベリーエキス、トマト種子エキス、菊の花エキスといった機能性表示食品対応素材(現在準備中含む)を出展する。

 金秀バイオ㈱(2-001)は、フコイダン、ラビリンチュラ(DHA含有微細藻類)、クーガイモ(トゲドコロ)といった主力製品から新製品までを出展する。この他、同社のストロングポイントである沖縄県産機能性食品素材をアピールする。

 ㈱サビンサジャパンコーポレーション(2-061)は、新製品から主要製品まで出展しつつ、一般食品へのアプリケーション例や海外市場での一般食品への採用事例などを紹介する。出展する素材は、アンドログラフィス抽出物「パニシン」、殺菌乳酸菌「イミュノスポア」、ツボクサ抽出物「センテリン」など。

 サンブライト㈱(2-234)では、たんぱく素材と機能性素材を中心に出展。注目は、睡眠ケアなどの機能性表示食品対応素材化が期待されている乳たんぱく由来素材「Lactium」。小麦から発芽玄米までさまざまな由来をラインアップしている植物性たんぱくに関するプレゼンテーションセミナーも開く。

 ㈱神鋼環境ソリューション(2-372)は、機能性表示食品対応素材であるパラミロンEOD-1を出展。ホメオスタシス維持に働きかける新しい機能性素材としてアピールする。「疲労感軽減素材『金色のユーグレナ』」をテーマにしたプレゼンテーションセミナーも開催する。

 ㈱常磐植物化学研究所(2-084)は、出展に合わせて新製品の「マテエキス」を初公開する。他にも、オーラルケア領域の機能性表示食品対応素材「ローレッシュ」を始めとする12の機能性表示食品対応素材をアピールする。フェムケアをテーマにしたプレゼンテーションセミナーも開く。

 ㈱ニップン(2-300)は、ストレス緩和機能が期待できる新製品、ローズマリーエキスをお披露目する。同素材に関し、ヒト試験データを公開する他、サンプル配布を行うという。機能性表示食品対応素材のオリーブ果実マスリン酸やセラミドなども出展しアピールする。

 ビーエイチエヌ㈱(2-058)は出展に合わせて、新製品のオクラ種子エキス末を上市する。この新製品は、肌領域の機能性表示食品対応素材として展開していくことが予定されている。また、「ASEAN進出サポート~製品処方そのままで大丈夫ですか!?~」など、複数のテーマでプレゼンテーションセミナーを開く。

 ㈱ユニアル(A-067)は、国産の機能性食品素材を出展。抗糖化機能素材の「紫菊花(えんめい楽)」と、機能性表示食品対応素材である「クマイザサ粉末」の機能性などを伝えるプレゼンテーションセミナーも開催する。

 ユニキス㈱(2-079)は、イタリア・インデナ社製の機能性食品素材を始め、7つのヘルスクレームを可能にしたことで届出件数を伸ばしているルテイン素材「ルテマックス」を出展。他にも、〝差別化乳酸菌〟として㈱ヘルシーナビとともに需要開拓を進めている「Ganeden BC30」や「Pylopass」を出展し、それぞれアピールする。

OEM・ODMメーカーも多く出展 製剤技術などアピール

 受託開発・製造企業では、㈱三協(A-004)やウキシマメディカル㈱(A-013)などが出展し、製剤技術などをアピールする。中日本カプセル㈱(1-053)も出展し、「今までにない商品を、新たな製剤化技術のご紹介」と題したプレゼンテーションセミナーを13日午前11時30分から行う。チタン不使用の遮光性カプセルなど、同社で開発した新しい製剤化技術を紹介する。富士カプセル㈱(2-190)も出展。「ジェランガムカプセル」、「植物性皮膜カプセル グリーンキャップ®」、「崩壊遅延防止カプセル F-CAPS® エフキャップ」などを展示。12日午後0時からと13日午前11時30分から「食品業界におけるソフトカプセル技術の多角的応用」をテーマにプレゼンテーションセミナーも開催する。

 食品CROも出展する。機能性表示食品の届出に必要な臨床試験・研究レビューの受託も手掛ける㈱TESホールディングス(1-155)は、「免疫関連試験」、「更年期(男女)関連試験」などを提案する。

 他にも、海外・国内情報配信、機能性表示食品の届出サポートなどのコンサルティングを手がける㈱グローバルニュートリショングループ(1-197)が出展。海外のウェルネストレンドについて紹介し、海外市場に進出したい企業をサポートする。

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