消費者庁はきのう27日、機能性表示食品の届出データベースを更新した。新たに受付公表されたのは、サプリメント8件、サプリ以外の加工食品2件の合わせて10件だった。

　ABH㈱（東京都江東区）のサプリメント『ABH（エイビーエイチ）のコエンザイムQ10（キューテン）』（届出番号：J22）の届出が公開された。同品の機能性関与成分は「コエンザイムQ10」。コエンザイムQ10は、体内で吸収される時にそのまま体内で働く還元型（ユビキノール）と、体内に吸収した時に還元型に変換する化学的に安定している酸化型（ユビキノン）があり、同品は酸化型のコエンザイムQ10を含有。

　そのほか、ファンド投資会社が出資する特別目的会社㈱ドルフィン・バリュー・アップ10号（東京都港区）や、デジタルマーケティングを主要事業とする㈱イコリス（愛知県名古屋市）、コスメブランドのトータルプロヂュースを手掛ける㈱プレジール（東京都渋谷区）などによる届出が公開された。

　また、（公財）日本健康・栄養食品協会（JHNFA）のGMP認定工場における製造が延べ9件、ISO22000認証取得工場が2件、 FSSC22000認証取得工場が1件、NSF-GMP 登録工場が1件だった。

　他方、4社５件の商品が撤回を届け出た。
　撤回理由として、㈱うるばな宮古の『宮古BP（ビーピー）』（B37）が「商品リニューアルのため」としており、その他は、販売終了などを理由としている。

【藤田　勇一】

5月の届出DB更新：【7日】クエン酸、高めの収縮期血圧を下げる　ポッカサッポロが届出
　　　　　　　　：【14日】DHQ、タキシフォリンで新たな機能性表示　　　　　
　　　　　　　　：【17日】23年度届出、累計1,433件　前年度より多く、過去最高に迫る
　　　　　　　　：【20日】24年度「J」シリーズ、公開本格化　しかし数は少なく8件のみ
　　　　　　　　：【24日】いわゆる「オムケア」のサプリ届出　含硫アミノ酸を機能性関与成分に