都、新型コロナで未成年の定期購入トラブルが激増
東京都は14日、新型コロナウイルス感染拡大を背景とした外出自粛に伴って、インターネット通販の定期購入トラブルが増加しているとし、消費者に注意を呼びかけた。特に若年層の定期購入に関する相談が、前年の3倍以上に増加している。
10代女性の相談によると、女性はスマホで「初回完全無料」という健康食品の広告が表示されたため、興味を持ち、サイトを閲覧。申し込んだつもりはなかったが、代金0円の伝票が入った1回目の商品が送られてきた。返品と解約を申し出たところ、「初回で解約するなら、解約料がかかる」と言われた。
小学生男児の相談では、動画投稿サイトに「お試し980円」という男性用化粧水の広告が出てきたので、父親の誕生日プレゼントに購入。商品が届き、コンビニで支払いを済ませた後、次回配送のメールが届いた。6回の定期購入契約になっていた。
都では、「お試し」「初回限定」として無料や数百円をうたう商品は、定期購入の可能性が高いことから注意を促している。