通販会社「ヘルスアップ」から回答書受領~埼玉消費者被害をなくす会
特定適格消費者団体の(特非)埼玉消費者被害をなくす会(さいたま市浦和区、池本誠司理事長)は16日、健康食品や化粧品の開発・販売を行う㈱ヘルスアップ(千葉県柏市、池田暁光社長)から、再申入書に対する回答書を受け取ったと発表した。
回答書は、同団体が6月7日付でヘルスアップに送付した再申入書に対するもの。
同団体は2月3日、ヘルスアップが販売する男性用肌ケア商品『薬用デニーロ』のインターネット広告の一部表示について、使用停止もしくは適切な表示への修正を求めるための「申入書兼要望書」を送付、3月に同社から回答書を受領していた。しかし、一部の表示については尚、消費者に誤認を与える表示があるとして6月7日付で再度の申し入れを行っていた。
再申入書では、消費者が申し込む「トクトクコース」において、4回または5回目以降の自動継続購入が前提となる定期購入契約であるにもかかわらず、「特典1 初回なんと6,875円もお得!」、「特典2 2回目以降も特別価格30%OFF!!」、「トクトクコース初回限定価格500円」、「1回目 送料無料 初回限定価格500円(税込)」、「2~4回目 ずっと送料無料 特別価格30%OFF 5,162円(税込)」などと表示。初回分の価格と2回目以降分の価格とが分離して表示されており、初回のみ500円で購入できるかのような誤認を消費者に与えてしまうと指摘。広告画面の初回分の価格と2回目以降の価格を分離することなく一体として表示し、価格を総額表示にするよう改善を求めていた。
これに対してヘルスアップの池田暁光社長は、回答書で申し入れに対する同社の対応を説明。「弊社は今後もより一層のコンプライアンス意識をもち、プロモーション活動の適正化をはかって参ります。何卒、ご理解賜りますようお願い申し上げます」(原文ママ)としている。