農水省、食生活・ライフスタイル調査
農業・農村を身近に感じる情報で「健康的な食生活」が3位に
農林水産省はこのほど、2021年度「食生活・ライフスタイル調査」の結果を公表した。
同省は、農業や農村への国民の理解を育てるために2021年度から食と農のつながりに着目し、国民運動「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」を展開しているが、その一環として消費者の日常の消費行動、食や農に対する意識、食事の実態などを把握するために調査を行っている。
「どのような情報があれば農業・農村をより身近に感じることができるか」について、9つのエリアで15歳から84歳までの男女にインターネット調査を行った。
その結果、「健康的な食生活(食品や食事の選び方、栄養バランス等)に関する情報」と答えたのは、全体の28.3%だった。これは、「地域の特色のある農産物や特産品についての情報」32.6%、「日本各地の農業・農村の魅力についての情報」30.2%に次いで3番目だった。
男性では、15~24歳14.8%、25~34歳17.5%、35~44歳25%、45~54歳21.6%、55~64歳23.6%、65~74歳41.5%と、男性は65-74歳で高く、若年層では低かった。
女性は、15~24歳23%、25~34歳26%、35~44歳24.3%、45~54歳32%、55~64歳37.1%65~74歳45.6%だった。55-64歳、65-74歳でいずれも高く、こちらも若年層では低かった。
居住エリア別では大きな差は見られなかったが、中国地方が32.7%と最も高かった。多い順に、東北と四国が30.8%、近畿28.8%、関東28.4%、北陸27.3%、北海道26.7%、東海・東山26.1%、九州26%だった。