農林水産省は26日、食品製造業のHACCPに沿った衛生管理の導入状況調査結果を発表した。昨年10月1日時点で、HACCPに沿った衛生管理を導入済みの食品製造事業者は、前年よりも3ポイント増加した。

　「導入済み」の事業者は22.5％、「導入途中」を加えると41％に上った。売上規模が100億円以上の事業者では9割が「導入済み」だが、売上規模が小さくなるほど割合は下がり、5,000万円～1億円未満と5,000万円未満の事業者では1割程度となっている。

　「全ての工場で導入」、「一部の工場または一部の工程（ライン）で導入」、「導入途中の工場がある」と回答した事業者のうち、「HACCPに基づく衛生管理」を導入している割合は60.6％で、「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」は39.4％だった。