農水省、牛乳やヨーグルトの消費増を呼びかけ
農林水産省は21日、国内の酪農家を支援するため、牛乳やヨーグルトを普段よりも1本多く消費することを推進する「プランワンプロジェクト」をスタートさせた。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、学校給食向け牛乳のキャンセル発生や、商業施設の消費が減少。生乳生産が6月のピークに向けて増加するなかで、乳業メーカーでは乳製品の製造能力がオーバーし、行き場を失った生乳を廃棄せざるを得ない状況になる恐れがあると説明している。
乳牛の病気を防ぐために、毎日搾乳を続ける必要があり、生乳の生産量は短期的にコントロールできないという。このため、牛乳やヨーグルトを多めに消費することを呼びかけている。