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農水省、地球温暖化調査レポート公表 農業生産現場における高温障害と適応策

 農林水産省は10月31日、「令和4年地球温暖化影響調査レポート」を公表した。農業生産現場で起きている高温障害やその適応策などについて、自治体の協力のもと取りまとめた。
 水稲、果樹、野菜、花き、家畜などが受けた影響、また各都道府県による温暖化への適応策の取組状況などについて調査している。

 水稲では、出穂期以降の高温が全国の2割程度で白未熟粒を発生させた。西日本では4割程度見られたという。発生抑制のため、水管理の徹底、適期移植・収穫の実施、高温耐性品種の導入などが行われた。

 ぶどうでは、果実肥大期以降の高温により、全国の2割程度で着色不良・着色遅延が発生、西日本では4割程度となった。

 りんごでは、日焼け果の発生による影響が東日本では3割程度、うんしゅうみかんでは、日焼け果の発生による影響が西日本で3割程度見られた。着色不良・着色遅延対策として、着色優良品種や着色を気にしなくてよい黄緑系品種を導入。日焼け果対策として、遮光資材の活用、カルシウム剤の散布、樹冠表層摘果を実施した。

 その他にもトマト、いちご、きく、乳用牛などをレポートしている。

詳細はこちら(令和4年地球温暖化影響調査レポートなど)

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