農水省、ジビエの需要拡大図る 第8回ジビエ料理コンテスト結果発表
農林水産省が「第8回ジビエ料理コンテスト」の結果を発表した。
お店で食べたいジビエ料理部門の農林水産大臣賞は、「猪ロース肉とハヤトウリのエストラゴン風味 自家製パスタで包んだ鹿モモ肉の赤ワイン煮込みと共に」(リゾートトラスト株式会社芦屋ベイコート倶楽部LUBANO、西森航氏)、農林水産省農村振興局長賞は「猪のラビオリとポルペッティーニ そのコンソメと茸のズッパに浮かべて」(株式会社ワイズテーブルコーポレーションXEX TOKYO Salvatore Cuomo Bros、木田佳孝氏)、(一社)日本ジビエ振興協会代表理事賞は「野性味溢れる‘’イノシシのデクリネゾン‘’風光明媚な里山の恵み」(株式会社ニュー・オータニ SATSUKI、木村晴悦氏)。
おうちで食べたいジビエ料理部門の農林水産大臣賞は、「鹿の治部煮」(三重県立相可高等学校、辻太朗氏)、農林水産省農村振興局長賞は「秋のもみじシチュー ふわふわスイートポテト乗せ」
(株式会社リーガロイヤルホテル広島 レストランシャンボール、小田美緒氏)、(一社)日本ジビエ振興協会代表理事賞は「シカ肉と飛騨産トマトのチーズ焼き ~キャンプdeジビエ飯」(高山市役所、田中恵美氏)。
その他、(一社)大日本猟友会会長賞、(公社)全国調理師養成施設協会会長賞、㈱日本食糧新聞社賞などが表彰された。
農村地域で深刻な被害をもたらす有害鳥獣の捕獲数が増加傾向にある中で、これらを地域資源として捉え、野生鳥獣肉(ジビエ)として有効に活用する前向きな取組が広がる中、農水省では、2016年度からジビエの普及啓発や調査実証に取り組む「鳥獣利活用推進支援事業」において、ジビエの全国的な需要拡大を推進している。
ジビエについては今、人の居住地域で出没が著しいクマについても「指定管理獣」の指定が検討され始めている。