農水省、「ノングルテン米粉」製造工程管理のJAS規格案を公表
農林水産省は9日、「ノングルテン米粉」製造工程管理の日本農林規格(JAS規格)案を公表した。8月7日までの期間、パブリックコメントの募集を実施する。
案では、グルテンの含有量が1μg/g以下となる米粉をノングルテン米粉と定義づけた。グルテン含有穀物の混入リスクを管理できるように施設を設計。グルテンやグルテンを含む穀物の混入防止がないように、製造に使用する設備・器具を適切に使用し、常に適切な水準に維持・保管することを要求している。
また、モニタリングなどの管理記録の確認や、グルテン検査の実施を要求。グルテン含有穀物混入の防止・管理については、原料米穀供給者から提供された記録や根拠資料によって証明する。
出荷の際には、トレーサビリティーシステムを確立しなければならない。ノングルテン米粉の製造に使用した原料米穀・資材、製造工程管理に関する記録類、出荷先・流通過程などの検証を求めている。