自然免疫シンポ、3月10日に都内で アンチエイジングと自然免疫をテーマに
糖脂質(リポ多糖)による自然免疫活性機能の応用を進めている自然免疫制御技術研究組合(香川県高松市、杣源一郎理事長)が、「アンチエイジングと自然免疫」をテーマにしたシンポジウムを3月10日、都内で開催する。北海道大学大学院先端生命科学研究院の中村公則准教授(自然免疫研究室)ら研究者4人を講師に迎え、自然免疫やリポ多糖に関する研究開発の現状や展望を伝える。参加費無料。
定期的に開催している「自然免疫シンポジウム」の枠組みで開催するもので、今回で11回を数える。当日は、中村准教授が「Paneth細胞・αディフェンシンによる自然免疫機能を介した腸内細菌叢制御」をテーマに講演するのをはじめ、医療法人社団医献会辻クリニックの辻直樹院長が「アンチエイジングにおける免疫の役割」、同技術研究組合の小田真隆特任研究員が「自然治癒力を高める機能性糖脂質の開発」、同じく組合の稲川裕之研究開発本部長が「マクロファージの抗老化ポテンシャル」をテーマにそれぞれ講演する。
自然免疫制御技術研究組合は、2010年に全国で13番目、四国では初めて発足した、経済産業省が運用する技術研究組合制度に基づく研究組織。「自然免疫が健康を維持する基盤的な機構であることに着眼し、外界との接点である経口、経皮からの制御による健康維持についての研究」を行っており、その中でもリポ多糖を有用分子として取り上げている。
3月10日のシンポジウムは、東京港区のAP品川Fルーム(品川東急ビル8F)で開催する。時間は午後1時から5時40分までの予定。会場定員は100名。後日、オンデマンド配信を予定している。詳細については同組合のホームーページから。
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