約3%減 健康食品の市場規模 21年度 インテージ推計
2021年度の健康食品・サプリメントの国内市場規模は推計で1兆3,732億円、対前年では2.6%減少したとする調査結果を㈱インテージ(東京都千代田区、檜垣歩社長)がまとめ、14日に公表した。
生活者14万人のアンケート調査を踏まえ、国内セルフヘルスケア市場の実態をまとめた「健食サプリ・ヘルスケアフーズレポート 2021年度版」を同日発刊したのにあわせ、公表したもの。
インテージの調べによると、21年度は、健康食品・サプリメントの利用者数が対前年から減少。推計で2.7%減の5,151万人となった。
また、1人当たり平均購入金額は、0.1%増の2万6,658円とほぼ横ばいだった。
ただ、1人あたり平均購入金額を性・年代別にみると、新型コロナ禍が2年目に入った中で、男性が同4.0%増加。特に30代が同17.4%増と急増したのをはじめ、40代(7.4%増)、50代(8.8%増)もそれぞれ増加した。
一方で、女性は2.4%減少したという。
全体的な利用者数の減少のほか、女性の購入金額の落ち込みによって市場規模が減少した可能性がありそうだ。