第3回疾病リスク低減表示トクホ検討会(前)~取りまとめへ向けた議論
消費者庁は19日、第3回疾病リスク低減表示トクホ検討会を開催した。「今後の運用の方向性(案)」として、過去2回にわたる検討会の取りまとめを行った。わずか3回の検討会だったため、報告書ではなく「方向性」として取りまとめ、早ければ今月、遅くとも来月4月の早い段階で公表する予定。
方向性(案)では、3-1.「既許可のトクホに類似の表示(疾病リスクを低減する旨の直接的な表示)」と「許可文言の柔軟性」、例えば疾病リスク低減表示にすでにある「~かもしれない」や「二分脊椎などの神経管閉鎖障害」等の消費者に伝わりにくい表現の修正などについて、早急に取り組むこととした。
それ以外の3-2.「既許可のトクホに類似の表示(疾病の代替指標の取り扱い)」や2.「現行のトクホ(疾病リスク低減表示)制度に沿った表示」などについては、「すぐには難しい」としている。
今後は、庁内で調査事業などを組んで、必要な情報を収集。その後、通知改正などの必要な手続きを進めるという。その過程で「検討会などでの議論が必要となれば、必要に応じて開催する」と話している。
今回の検討会の詳細については次回以降に報道するが、同会はほぼ「作文教室」に終始した。
【田代 宏】