第1回「届出論文評価委員会」開催 「有効性を示すとは言えない」22日に「評価結果」を通知
機能性表示食品「届出論文」評価委員会(唐木英明委員長)は19日、第1回目となる会合を開催した。
検討の対象としたのは、システマティック・レビュー(SR)に基いて届出が行われた機能性表示食品で、今年、消費者庁のホームページで公開されている。
委員会は、取り寄せた原著論文に基づき各委員が「前臨床試験結果」、「方法論」、「結論」、「限界」、「Totality of evidence」――などの項目について評価した結果、「同論文は機能性関与成分の有効性を示すものとは言えない」と判断した。
22日、同委員会は当該製品の届出事業者に評価結果を通知する予定。事業者から異議などの申し立てがあれば、再検討するとしている。
当該企業とのやりとりの内容は、当委員会の活動目的に従い、必要に応じてウェルネスデイリーニュース「評価委員会専用ページ」に掲載する。また、再検討の結果、当委員会が深刻な疑義と判断した場合は同サイトで公表し、疑義情報として消費者庁に報告を行う。
○機能性表示食品「届出論文」評価委員会とは
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