福岡県バイオ産業拠点推進会議、地方創生事業成果報告会を開催
福岡県バイオ産業拠点推進会議(事務局:久留米リサーチ・パーク)は24日、「福岡県・久留米市 地方創生事業成果報告会 福岡発!地方創生の成果と新たな構想!!~福岡県・久留米市から健康長寿社会への挑戦~」を都内で開催した。約200人が参加した。
江口勝福岡県副知事は、「2016年度から実施している地方創生事業が、いよいよ来年度で最終年度となる。バイオ産業を発展させ、働き甲斐のある職場づくりと雇用の創出、人材の確保を行うなかで、魅力のある街づくりにつなげていきたい」と挨拶した。
九州大学の井上和秀理事・副学長は、「今後も福岡県・久留米市のバイオ産業の振興がさらに推進されることを期待すると同時に、地域経済の発展と社会的課題の解決に寄与できるように、九州大学としても連携強化を図る」と話した。
福岡バイオバレープロジェクトの新展開について、福岡県商工部新産業振興課の見雪和之課長は、「微生物や植物が持つ物質能力を高度に制御した生物細胞『スマートセル』による物質生産を産業化する取り組み『スマートセルインダストリー』の創出と、革新的医薬品や機能性食品の開発を促進する」という方針を示した。
(写真:報告会後に開かれた懇親会の様子)
【藤田 勇一】