「食の信頼向上をめざす会」（唐木英明代表）は5月24日、「減塩」をテーマに、第12回ZOOM情報交換会を開催する。
　味の素㈱グローバルコミュニケーション部サイエンスグループ・シニアマネージャーで医学博士の畝山寿之氏を講師に迎え、減塩普及活動の現状について話を聞く。

　「食塩摂取量を減らすことは、国が人々の健康を改善するために講じることができる最も費用効果の高い対策の１つ」、「世界の食塩摂取量を推奨レベルまで減らせば、毎年 250 万人の死亡を予防することができる」などとし、WHO 加盟国は、2025 年までに世界の人々の食塩摂取量を 30% 削減することで合意している。
　ところが、22 年時点で目標を達成できた国はないとされている。その大きな理由は「減塩食品はおいしくない、手間がかかる」という認識。

　味の素グループはこれらの問題を解決するために、うま味調味料（グルタミン酸ナトリウムMSG）を使って「おいしい減塩」に取り組み、成果を上げている。他方、米国では根強い反MSG運動があり、その対応も行われているという。

＜開催概要＞
日　時：5月24日（水）午前11時～午後0時30分
開催方法：Zoomによるオンライン
参加費：無料
申し込みE-mail：shinrai.koujyou@gmail.com
講演テーマ：うま味による「おいしい減塩」の社会実装