消費者庁の伊藤明子長官は21日の定例記者会見で、特別用途食品として販売されている液体ミルク製品の自主回収について、「消費者庁のウェブサイトで情報提供を行うとともに、事業者から適宜状況をうかがい、その状況を注視していく」との対応方針を述べた。

　回収の原因が異物混入で、販売業者が既に自主回収を進めていることを踏まえ、許可の取り消しといった処分は必要ないとの見解を示した。

　伊藤長官は「（特別用途食品は）割と体の弱い人などが使用するので、こういったことがないように業界の方にも改めてお願いしたい」と話した。