「原料原産地」や「アレルゲン」などの食品表示について、必ず容器包装に表示してほしいと考えている消費者が多いことが、消費庁の消費者意向調査でわかった。

　調査は3月4～10日、全国の15歳以上の消費者を対象に実施（サンプル数：1万人）。食品の容器包装に記載される「保存方法」、「賞味期限」、「原材料名」、「栄養成分表示」、「アレルゲン」、「原料原産地」などの表示について、不便に感じる点を聞いた。その結果、多くの表示項目で「不便でない」の回答が最多となった。一方、不便を感じている点として、「文字が小さくて見にくい」を挙げる消費者が多かった。

　文字のサイズを大きくするために容器包装に掲載する情報量を絞る場合、どの情報を絞るべきかを聞いたところ、各表示項目で「必ず容器包装に表示してほしい」と回答した人が圧倒的に多かった。