消費者庁は10日、機能性表示食品の届出情報公開データベース（DB）の更新を行い、届出番号「Ｈ275」から「Ｈ279」まで5件（サプリメント形状2件、その他加工食品3件）の新規届出を公開した。DBの更新は、8日、9日に続いて3日連続。

　この日公開された新規届出は別掲一覧のとおり。㈱協和（東京都新宿区）が、ユーグレナグラシリスEOD-1株由来パラミロン（β-1,3-グルカンとして）を機能性関与成分にしたサプリメント『疲労ケアＷ』を届け出た。同成分の届出はこれで累計4件となった。㈱神鋼環境ソリューションの100％子会社、㈱ミカレア（神戸市中央区）以外からの届出は初。

　この日の更新で、2022年度の届出件数は累計279件になった。一方、2015年4月の制度施行以来の届出件数は累計5,742件。うち565件が12日までに取り下げられた。現在販売中の機能性表示食品は2,586件とされる。

　なお、この日の更新では、計4件について撤回届があったことが公表された。取り下げられたのは、2020年4月に届け出された、豚プラセンタ由来ペプチド（グリシン-ロイシン、ロイシン-グリシン）を機能性関与成分にしたサプリメント（届出者：銀座ステファニー化粧品㈱）で、取り下げ理由は「販売終了」。

　また、日清フーズ㈱が『1日分の食物繊維入り　ホットケーキミックス』（機能性関与成分：イヌリン）、『もち麦リゾット　トマトソース』（同：難消化性デキストリン）、『同　チーズ』（同）の3件を取り下げた。いずれも2020年10月に届け出ていたもので、取り下げ理由は「製品終売」。

（冒頭の画像：協和が届け出た『疲労ケアＷ』の表示見本。消費者庁の届出情報公開DBから）

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