消費者庁、食品表示の一斉取締 ゲノム編集食品など重視
12月に予定されている食品衛生の監視指導に合わせて、消費者庁は25日、食品表示の取り締まりを全国で実施すると発表した。
来月1~31日までの期間、「アレルゲン」「期限表示」をはじめ、保健機能食品を含む健康食品の表示、遺伝子組み換え表示などを重点的に監視する。
来年3月末に経過措置期間が切れる「製造所固有記号」「栄養成分表示」については、新たな基準への移行を促す。今年9月19日、アレルギー表示制度の表示推奨品目に「アーモンド」が追加されたことも周知する。
10月から流通が可能となったゲノム編集食品に関する周知も重視。ゲノム編集技術を用いたことが明らかな場合には、情報提供に努めるように要請する。一方、「ゲノム編集食品でない」旨の表示については慎重な対応を求める。
このほか、フリマサイト上で見られる要冷蔵食品の常温配送の問題を受けて、一般消費者に向けて注意喚起を行う。