消費者庁、食品ロス削減推進大賞発表
消費者庁は15日、2021年度「食品ロス削減推進大賞」の受賞者を発表した。内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全)賞を受賞したのは㈱日本アクセスで、会社を挙げてサプライチェーンに広げた食品ロス削減活動の取り組みが高く評価された。
同社は、受発注の改善、フードバンク団体などへの提供、AIを活用した需要予測システムの導入、スーパーなどへの納品期限をオーバーした商品を消費者へ直接インターネット販売を行う活動を通じ、1年間あたり300トン近くの食品ロスの削減を行った。
消費者庁長官賞は、(一社)食品ロス・リボーンセンターの「災害備蓄食品のリデュースとリサイクル」、鎌倉市立小坂小学校4年4組の「フードロス 00 応援隊」、成田賢一氏の「移動スーパーによる廃棄前農産物の無料提供や、倉庫を持たずにみんなで活動できる持続可能なフードバンク活動『フードシェアリング活動』の展開」など3件が受賞した。
そのほか、食品ロス削減推進大賞審査委員会委員長賞6件も発表された。
表彰式は、10月30日土)、愛知県豊田市で開催される「食品ロス削減全国大会」のプログラムの1つとして実施される予定。