消費者庁は1日付で、厚生労働省からの食品衛生基準行政移管に伴い新設する食品衛生・技術審議官に、厚労省医薬局の中山智紀・医療機器審査管理課長が就く人事を発表した。　

　中山氏は1965年生まれ。94年3月に東京大学大学院薬学系研究科博士課程修了、同年4月に旧厚生省に入省。監視指導・麻薬対策課監視指導室薬事専門官、（独）医薬品医療機器総合機構（PMDA）医療機器審査部審査役をはじめ食品基準審査課長などを歴任してきた。

　また、同じく行政移管に伴い新設する食品衛生基準審査の課長には、厚労省健康・生活衛生局の近藤恵美子・食品基準審査課長が就く。近藤氏は91年に旧厚生省に入省、医薬食品局安全対策課長補佐、PMDA医薬品安全対策第一部長などを務めてきた。

　他に、食品表示企画課は1日付で「食品表示課」に課名が変わり、課長には、清水正雄・食品表示企画課長が就いた。表示対策課（ヘルスケア表示指導室）との併任は解除。清水氏は77年生まれ。2000年、農林水産省に入省した後、消費・安全局消費者行政・食育課長などを経て、22年4月、食品表示企画課長に就任していた。

　このほか、食品安全参与に三浦公嗣氏が就いた。三浦氏は、83年に旧厚生省に入省、2016年に辞職した後、慶應義塾大学医学教授、藤田医科大学特命教授、・厚労省健康・生活衛生局参与（コーデックス担当）を務めてきた。