消費者庁、予防をうたう食品会社「マクロフューチャー」に措置命令
消費者庁は9日、「免疫を高める」とか、「風邪」、「花粉症」、「骨粗しょう症」などと疾病を予防するかのような表示をして商品を販売していたマクロフューチャー㈱(東京都新宿区、田海威彦社長)に対して措置命令を下した。
同社は2020年6月1日から10月20日までの間、チラシ、自社ウェブサイト、楽天市場に開設した自社ウェブサイトなどで、疾病予防を標榜して食品『マクロ元気』、『マクロ元気乳酸菌1250億プラス』を販売していた。
消費者庁は同社に対し、裏付けとなる合理的な根拠を示す資料の提出を求めたが、同社が提出した資料は合理的根拠を示すものとは認められなかった。また、「※『免責事項』上記はお客様個人の感想であり、効果効能を保証するものではありません」との表示をしていたが、消費者庁は効果に関する認識を打ち消すものではないとして認めなかった。