消費者庁、ウェブ誇大広告150社152商品に改善要請
消費者庁はこのほど、インターネットで販売する150事業者152商品の表示について、健康増進法第65条1項の規定に違反する恐れがあるとし、表示の改善要請を行ったと発表した。
監視期間は2020年10月~12月、ロボット型全文検索システムを用いて検索キーワードによる無作為検索の上、商品サイトを目視で確認した。検索ワードは、「がん」、「生活習慣病」、「インフルエンザ」、「風邪」、「免疫力」、「冷え性」、「肌荒れ」、「ダイエット」など。
対象となった事業者がショッピングモールに出店している場合には、出店するショッピングモール運営事業者にも表示の適正化について協力を要請したという。
改善を求めた113商品の内訳は、いわゆる健康食品(カプセル・錠剤・顆粒状等)110商品、加工食品(農水産加工品・畜産加工品・水産加工品)18商品、飲料(茶・コーヒー・ココア調製品・酒類等)23商品のほか、生鮮食品も1商品が対象となった。これは、免疫力アップやダイエット、美肌に効果があるなどと標榜していたという。