消費者庁、だいにち堂に課徴金納付命令
消費者庁は3日、目の症状を改善する効果が得られるかのような表示をしてアスタキサンチン配合サプリメントを販売した㈱だいにち堂(長野県安曇野市、塚越和恵社長)に対し、景品表示法違反に基づく課徴金370万円の支払いを命じた。同社は9月6日までに支払わなければならない。
同社は2016年6月27日~12月31日までの期間、日刊各紙に新聞広告を掲載し、健康食品『アスタキサンチン アイ&アイ』を販売した。消費者庁は翌年3月9日、新聞広告が「優良誤認表示」に当たるとして同社に対し措置命令を出したが、同社はこれを不服として審査請求を行った。これに対し、18年2月26日付で請求を棄却する旨の裁決が行われたものの、同社は8月24日、措置命令処分の取り消しを求めて東京地裁に提訴した。7回に及ぶ弁論の末、20年3月3日、東京地裁はだいにち堂の訴えを棄却した。