1. HOME
  2. 健康食品
  3. 業界に衝撃、ドームの製品からドーピング禁止物質

業界に衝撃、ドームの製品からドーピング禁止物質

スポーツサプリメント大手の(株)ドーム(東京都江東区、安田秀一代表)は25日、販売するサプリメント『アイアンスーパープレミアム(SP)』から、世界アンチ・ドーピング機構(WADA)が禁止物質に指定している3成分が検出されたと発表した。国内工場の製造ラインに残存していた禁止物質が混入した可能性があることから、同社では原因究明を進めている。

 同社は健康食品業界で指折りのスポーツサプリメントメーカー。アンチ・ドーピング認証の取得で先導的な立ち位置にあった。また、多数の製品をスポーツ界に提供していることから、今回の問題は健康食品業界とスポーツ界に衝撃を与えそうだ。

 同製品は今年6月に発売。LGC社のインフォームドチョイス認証の取得を予定していたが、分析機関による分析の結果、3成分の禁止物質が検出された。検出された成分は「DHEA」、「5(6)-androstane-3b,17b-diol」、「5-androstane-3b,17a-diol」。これらは筋肉増強剤の目的で使用される成分で、WADAは禁止物質に指定している。

 同社によると、当該製品の製造ロット番号は20.05.20+db1、賞味期限は2020年5月20日。正確な混入量については調査中。推定混入量は極めて微量だが、ドーピング検査を受ける可能性があるアスリートに対し、摂取は控えるように注意を呼びかけている。

 同社の調査によると、既に2,000個が市場に出ており、約1,000個が購入済み。現在順次店頭から回収作業を進めている。購入者には返金で対応する。

 マスコミ各社の報道によると、一部のプロ野球選手が同製品を使用しているという。

(写真:サプリメント『アイアンスーパープレミアム(SP)』)

TOPに戻る

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

INFORMATION

お知らせ