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森永製菓、脂質栄養学会大会で機能性表示食品の「ココア」開発経緯を説明

 森永製菓(株)(東京都港区、太田栄二郎社長)は27日、都内で開催中の日本脂質栄養学会第28回大会で、「森永製菓ココア100周年 森永製菓におけるココア開発史とカカオ研究」を発表した。

 同社の西村栄作氏(健康科学研究センター)は、ココアに関する機能性表示食品制度への対応状況を報告。制度が導入された当時、「食品では珍しく、コクランレビューに(論文が)出されていたことから、2015年に『カカオフラバノールスティック』を届け出た」という経緯を紹介した。

 西村氏によると、同社はココアの取り組みで100周年を迎えるに当たり、新たな機能性表示食品『カカオ90スティック』を開発し、今年8月20日から販売している。商品開発の際には、著作権の観点から自社で研究レビューを実施。機能性についても「血圧が高めの方」、「身体の柔軟性や筋力を気にしている方」、「便通が気になる方」の3つを訴求できる内容に仕上げたと説明した。

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