森永乳業、免疫ケア飲料を来月発売 機能性関与成分はラクトフェリン、のどの乾燥軽減機能も同時に
森永乳業㈱(東京都港区、大貫陽一社長)がラクトフェリンを機能性関与成分として配合した機能性表示食品の飲料を来月7日から全国で新発売する。19日、発表した。健康な人の免疫機能の維持に役立つ機能のほか、健康な人の空気の乾燥に伴う一時的なのどの乾燥感を軽減する機能が同成分に報告されている旨を訴求する。積極的な販売プロモーションも展開していくとみられる。同商品のイメージキャラクターに俳優の江口のりこ氏を起用した。
森永乳業が来月7日から全国で新発売するのは『森永ラクトフェリン200ドリンクタイプ』(届出番号J1236)。同社の海外子会社製のラクトフェリンを1本(100g)あたり200mg配合したもので、「本品に含まれるラクトフェリンは、pDC(プラズマサイトイド樹状細胞)の働きを助け、健康な人の免疫機能の維持に役立つ機能や、健康な人の空気の乾燥に伴う一時的なのどの乾燥感を軽減する機能があることが報告されています」と容器包装などに表示する。今年2月、消費者庁に届け出ていた。
主要販売チャネルは量販店、一般小売店、コンビニエンスストア。希望小売価格は180円(税別)。
同社はラクトフェリンの研究開発を約60年にわたり行ってきた。来月発売する今回の新製品のほかにも、同様のヘルスクレームを行う機能性表示食品として現在、『ラクトフェリン免疫対策サプリ』を消費者庁へ届け出ている。健康な人の免疫機能維持に加えてのどの乾燥感軽減機能を訴求する従来なかった機能性表示食品を消費者はどう受け入れるのか。販売開始後の動きが注目される。
【石川太郎】
(冒頭の写真:森永乳業が新発売する「森永ラクトフェリン200ドリンクタイプ」。同社の報道発表資料から)