東洋新薬と東大など、大麦若葉エキス末の機能性研究成果を報告
(株)東洋新薬(本社:福岡市博多区、服部利光社長)は25日、東京大学と(株)セルファイバとの共同研究により、大麦若葉エキス末に骨格筋への糖の取り込み促進作用があることを確認し、日本農芸化学会2019年度大会で報告したと発表した。
試験では、骨格筋ファイバに大麦若葉エキス末、または大麦若葉エキス末+インスリンシグナルの阻害剤を添加・培養した後、糖を添加し、骨格筋ファイバへ取り込まれた糖の量を測定。その結果、大麦若葉エキス末による糖の取り込み促進作用が認められ、インスリンシグナルの阻害剤によって抑制されることが確認されたという。
研究グループは、大麦若葉エキス末には、インスリンシグナルを介して骨格筋への糖の取り込みを促進する作用があることが示唆され、大麦若葉エキス末の摂取は筋肉のエネルギー産生や血糖値の低下に有用と考察している。また、骨格筋ファイバを用いることで、従来の技術よりも生体に近い条件で、大麦若葉エキス末の骨格筋への糖の取り込み促進作用が確認できたと報告した。