東京都が健康食品試買調査、56品目中41品目が不適正広告
東京都は24日、2020年度健康食品試買調査結果を発表した。法令違反の可能性が疑われる56品目を買い上げて調査した結果、41品目に不適正な表示・広告が認められた。販売店で購入した10品目のうち2品目、インターネットなどの通信販売で購入した商品46品目のうち39品目が不適正だった。
また、5製品からはシルデナフィルやタダラフィル、メラトニンなどの医薬品成分が検出された。
製品のなかには、「免疫細胞を活性化」などの優良誤認に当たる恐れのある表示、「期間限定特別価格」などと期間中に限り特別価格で販売しているように見せながら、実際にはそうではない有利誤認表示、「免疫細胞を活性化」などの医薬品的効能効果を標ぼうした商品などがあったという。
東京都は上記の都内事業者に対して改善を指導、都外の事業者については自治体に通報し、指導を依頼した。