東京都、HACCP制度化で約3万施設に立入検査
東京都はこのほど、食品衛生一斉監視に関する中間報告を行った。都および特別区・八王子市・町田市は、6月1日から8月31日まで、食品関係事業者などに対する夏の食品衛生一斉監視を実施している。6月1日から7月31日までの実施結果について、速報値を取りまとめた。
食中毒対策では、大量調理施設3,153件(延べ)、食肉等取扱施設1万893件(延べ)に対して立ち入り検査を行い、鶏刺しなどの鶏肉を生で提供していた施設に対して、十分な加熱の実施などについて187件の指導を行った。
HACCPの取組支援対策では、3万1,074件(延べ)の施設に対して立ち入り検査を行った。また135回の講習会を食品等事業者4,721人に対して実施。衛生管理計画の作成方法や記録のつけ方などHACCPに沿った衛生管理の導入に向けた情報提供を行った。
さらに、期限表示やアレルゲン表示などを中心に、17万7,264品目の食品に対し食品表示法に基づく表示監視を行い、227品目の食品に対し表示改善を指導したとしている。