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朝日印刷、売上対前年比3.9%増 化粧品市場向け製品が前年を上回る

 朝日印刷㈱(富山県富山市、朝日重紀社長)はこのほど、2023年3月期(22年4月1日~23年3月31日)決算短信(連結)を発表した。売上高は対前年比3.9%増の403億200万円、営業利益は同1.6%減の22億5,900万円だった。

 同社グループは、営業部門ではコロナ禍での顧客対応を模索しつつ活動を行い、生産部門では従業員の安全・健康に必要な対策を実施した上で、医薬品製造の一部に携わる企業として、顧客への安定供給に努めてきた。また、22年4月に策定した中期経営計画AX2024において、5つの事業戦略(市場深耕拡大・付加価値最大化・ワークエンゲージメント・海外事業推進・経営資源活用)を掲げており、中期経営計画の達成に向けた初年度として、定めた戦略を着実に実行し、企業価値の向上、持続的成長に向け、グループ一丸となって取り組んだ。

 売上高は、包装システム販売事業の前期からの期ズレ案件が計上されたことや、印刷包材事業が堅調に推移したことにより増収、利益面は、包装システム販売事業の増収や印刷包材事業の内製化推進による製造経費の見直し、製品への価格転嫁の効果はあったものの、その後も続く原材料・資材の値上げ、電力料の負担増などによる費用増を吸収しきれなかったことや、販売費・一般管理費は行動制限の緩和による営業活動の再開から費用増となり減益となった。

 同社グループの主たる事業である印刷包材事業は、市場での企業間競争が一段と厳しさを増しているが、市場ニーズに即した付加価値の高い製品提供に努め、顧客・地域に密着した提案型営業活動を展開すると同時に、高水準の品質保証体制を追求し、顧客への安定した製品の供給に努めた。売上高は、印刷包材事業全体として前年実績を上回り、市場別では、医薬品市場向け製品は、前年実績を上回った。
 また、化粧品市場向け製品は、人流制限解除や円安効果などによる外国人旅行客によるインバウンド需要の増加と、化粧品メーカーの越境EC対応拡充や国内生産の回帰もあり、前年実績を上回った。その結果、印刷包材事業の売上高は、同1.0%増の369億8,100万円、利益は、0.2%減の88億700万円だった。

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