月経前メンタルケアで第2弾 【機能性表示食品届出DB更新】ラフマ由来成分、常磐植物化学がSRで届出
消費者庁は6日、機能性表示食品の届出データベースを更新し、18社20件(サプリメント12件、サプリ以外の加工食品8件、生鮮食品ゼロ件)の新規届出を受付公開した。
更新は2日連続。新たに公開された新規届出の中には、女性の月経前メンタルケアで第2弾となる機能性関与成分が含まれる。
「月経周期が正常な健常成人女性の月経前の一時的な晴れない気分の改善に役立つことが報告されています」。原材料メーカーの㈱常磐植物化学研究所(千葉県佐倉市)がこうしたヘルスクレームを新たに届け出た。機能性関与成分は、睡眠ケア領域で届出件数が100件を超えるラフマ由来ヒペロシド及び同イソクエルシトリン。
健康な女性の月経に関わるヘルスクレームを行う機能性表示食品は、昨年7月に初めて届け出されていた。機能性関与成分はCP2305ガセリ菌、届出者はアサヒグループ食品㈱(東京都墨田区)。ヘルスクレームは「正常な月経周期を有する健康な女性の月経前の一時的な晴れない気分、精神的疲労感、眠気を軽減する機能があります」。先月25日から、『わたしプロローグ』(サプリメント)の商品名で販売が始まっている。
ラフマ由来ヒペロシド及び同イソクエルシトリンを機能性関与成分として含むラフマ葉抽出物「ベネトロン」の製造販売を行う常磐植物化学研究所は同日、新たなヘルスクレームを行う届出の公開を受け、「新たなフェムケア素材として販売を強化していく」とするコメントを出した。
取り下げは2件
この日の更新でも撤回届が増加した。2月1日に提出のあった撤回届が追加されたもので、数は2件。前回5日の更新では33件にも上っていたが、月が変わり落ち着きをみせた。㈱ノースカラーズ(札幌市西区)がラフマ由来ヒペロシド及び同イソクエルシトリンを配合したチョコレートを終売のため、また、安漢方製剤㈱(京都市南区)がルテオリンを配合したサプリメントを販売終了のため、それぞれ取り下げたという。
【石川太郎】
2024年2月の機能性表示食品届出DB更新
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