時代に合わせた設備と処方に対応 【化粧品&美容食品特集】東陽化成、アイケア商品が業績をけん引
東陽化成㈱(東京都世田谷区、坂東義晃社長)は、化粧品・医薬部外品の一貫製造を行うOEMメーカー。1967年に創業。88年に千葉県成田市に自社工場を新設。2000年に全部門でISO9001認証を取得。06年に成田工場物流センターを設置、13年には第2成田工場を新設した。19年には、成田工場でISO22716認証を取得した。
スキンケア・メイクアップ・ボディケアをはじめ、さまざまな化粧品を自社研究開発で開発し、製造することができる。それを可能にしているのが、液状・クリーム状・練り状・粉状・スティック状など剤型に関係なくモノづくりができる基盤。また、類別・剤型にこだわらない技術から生まれるユニークな商品づくりがクライアントに支持されている。多品種の生産を行っているが、小ロット生産、容器調達、薬事フォローなどフレキシブルに対応できる機能を併せ持つことも支持される理由という。
製造可能な剤型のなかでも、粉末・練り物・クリーム状の製品について、設備導入を行うことでさらに生産体制を強化した。それにより、粉末はベースメイクのルースパウダー、洗顔パウダー、粉末のパックなど機能性の高い商品の開発が可能になった。コロナ以前から提案を行っていたアイケア商品が、コロナ禍のマスク生活の影響で需要が増加。業績に貢献しているという。
最近では、店頭販売事業者による通販事業への参入、新規参入した国内異業種などからの問い合わせが増えている。得意とするさまざまな剤型を生かしたモノづくりで、さらにユニークで斬新なアイデアを販売先に提供できるように努めていくとしている。
<COMPANY INFORMATION>
所在地:東京都世田谷区駒沢1-17-17真成ビル5F(本社)
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事業内容:化粧品と医薬部外品のOEM・受託製造生産など