明治HDの3月期決算「減収増益」、発酵デイリー事業は前年並みに
明治ホールディングス(株)(東京都中央区、川村和夫社長)は22日、2020年3月期決算を発表した。売上高1兆2,527億600万円(前年比0.1%減)、営業利益1,027億800万円(同4.4%増)、経常利益1,033億2,400万円(同3.6%増)の減収増益となった。
新型コロナウイルス感染拡大により、ヨーグルト、冷凍食品、調理食品などの需要が増加。一方、外出自粛要請などの影響により、外食産業向け業務用食品の売上が減少した。
食品セグメントの売上高は1兆495億円(同0.7%減)。加工食品事業、栄養事業、海外事業は前期を上回ったが、発酵デイリー事業は前期並みとなった。
各カテゴリーの動向を見ると、発酵デイリー事業では『明治おいしい牛乳』が好調に推移し、『ザバスミルクプロテイン』 がラインアップ強化により大幅に伸長した。栄養事業では、乳幼児ミルクがインバウンド需要の影響を受けて好調に推移したほか、スポーツプロテイン「ザバス」や流動食「明治メイバランス」が増収となった。