日清食品HD、神戸市と連携協定 乳酸菌飲料容器回収と再資源化に向けたプロジェクトに取り組む
日清食品ホールディングス㈱(東京都新宿区、大阪市淀川区、安藤宏基社長)は29日、兵庫県神戸市と「乳酸菌飲料容器回収・再資源化プロジェクト」に関する連携協定を締結すると発表した。「クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス」(CLOMA) のワーキンググループ活動の一環。締結日は9月1日。
日清食品グループは、環境戦略「EARTH FOOD CHALLENGE 2030」の下、持続可能な社会の実現と企業価値の向上に取り組んでいる。また、CLOMAには2019年1月の設立当初から参画し、プラスチック製品の持続可能な使用やプラスチック廃棄物の削減に向けて、その他の会員企業とともに活動している。
CLOMAにオブザーバーとして参画している神戸市は、プラスチックリサイクル推進のためのプロジェクト「KOBE PLASTIC NEXT」を展開すると同時に、リサイクルの見える化と質の高いリサイクルを目指し、資源出しをきっかけとした交流を生む「資源回収ステーション」を設置するなど、持続可能なまちづくりに取り組んでいる。
今回、CLOMAの会員企業である8社((㈱ヤクルト本社、㈱digglue、ヴェオリア・ジェネッツ㈱、DIC㈱、PSジャパン㈱、大塚包装工業㈱、アミタホールディングス㈱、日清食品ホールディングス㈱) と神戸市が連携し、「資源回収ステーション」で回収されたポリスチレン素材の乳酸菌飲料容器を「マテリアルリサイクル(廃棄物を新たな製品の原料として再利用するリサイクル方法)加工・製品化」の技術実証で活用する他、使用済みポリスチレンに関わる回収方法の確立や再資源化に取り組む。
※クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス(CLOMA):
プラスチック資源循環の未来像を通して、海洋プラスチックごみ問題の解決を目指す企業アライアンス。国や自治体、生活者などと連携した社会イノベーションを活動の基本としている。7月28日現在、会員498社・団体、オブザーバー22団体・自治体が参加。