日常的な運動と併用で「握る力」維持 【機能性表示食品届出DB更新】植物由来のマスリン酸に新機能
機能性表示食品の届出データベースの更新が17日にもあった。先月1日及び同4日に届け出された8社11件(サプリメント3件、サプリ以外の加工食品8件、生鮮食品ゼロ件)の新規届出が公開された。撤回届出の追加は6件だった。いずれも今月11日付。
新規届出の中には、オリーブ果実などに含まれるトリテルペンの一種、マスリン酸を機能性関与成分とするものがある。筋肉ケア機能を訴求する既存の関与成分だが、ヘルスクレームが拡充された。
システマティックレビューに基づき、年齢とともに低下する「握る力」を維持する機能のある旨が新しく加わった。同成分を含むオリーブ果実抽出物を開発し、原材料販売などを手がけるニップン㈱(東京都千代田区)が届け出た。
マスリン酸について、同社が新たに届け出たヘルスクレームの全文は、「日常的な運動と併用することで、年齢とともに低下する筋肉量及び握る力を維持する機能があることが報告されています」。日常的な運動(レジスタンス運動)に加え、1日あたり60ミリグラムのマスリン酸を継続的に摂取することで、こうした機能を得ることが期待できるという。
【石川 太郎】
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