日光ケミカルズ研究員、学会などで発表 「化粧品の成り立ち」などがテーマ
日光ケミカルズ㈱(東京都中央区、中原秀之社長)はこのほど、ホームページに「当社社員による講演・学会発表や論文発表のお知らせ」を公開した。
7月6日に開催された東京理科大学オープンカレッジで、同社中央研究所の鈴木敏幸氏が、「化粧品のなりたち」をテーマに講演。①化粧品関連科学技術の変遷、②化粧品の訴求と設計、③素材・製剤技術の動向、④乳化・分散の基礎、⑤処方設計と機能発現のための応用事例について解説した。
また同氏は、7月17日に開催された製剤機械技術学会 第17期半固形製剤教育研修会でも講演。タイトルは「エマルション・ゲル・液晶製剤と機能付与」。「両親媒性分子の溶解挙動と会合体の形成」、「分子集合体(液晶、D相)を利用した乳化」について、基本原理を解説した。また、「液晶・ゲルを用いた製剤技術と機能賦与」に関しては、「αゲルの安定化と高保湿エマルション」、「使用感と高持続を両立させた高内相W/Oエマルション」、「自己乳化製剤とクレンジング」の応用例を紹介した。
その他、7月11日に開催されたQSense Seminar Japan 2024で、中央研究所 先端技術開発室の半澤将希氏が、「Application of QCM-D to Understand the Detergent Mechanism by Surfactants」をテーマに講演。「界面活性剤を用いた汚れの洗浄機構について、QCM-Dによる評価事例」を発表した。