消費者庁が17日に行った機能性表示食品の届出データベース（DB）の更新で公開された新規届出は計8件だった。前回の更新から、届出ガイドラインと質疑応答集の一部改正以降に同庁へ提出された届出の公開が始まっているが、2回連続で10件を下回った。8件中4件は、届出者を同じとする同一製品の風味違い。

　同日公開された新規届出は、届出番号I750からI757までのサプリメント2件、サプリ以外の加工食品6件だった。生鮮食品の新規届出の公開は、先月25日のDB更新を最後に1カ月近く止まっている。

　㈱Mizkan（愛知県半田市）がおよそ1年ぶりに、酢酸を機能性関与成分にした清涼飲料水（サプリ以外の加工食品）を届け出た。酢酸の研究レビューに基づく届出表示には、同社の届出ではこれまでなかった「日常生活で生じる運動程度（5～6METs）の一時的な疲労感を軽減する」旨を盛り込んだ。

2023年11月の機能性表示食品届出DB更新
：富士フイルム、ボスウェリン酸を届出　最終商品臨床を科学的根拠に
：11月2度目の更新、計6件と少なく　9月29日まで提出の届出公開
：ガイドライン改正後の届出公開始まる　計4件と低調な滑り出し