機能性表示食品の届出データベース情報が9日、更新された。新たに受付公開された届出は11件（サプリメント8件、サプリ以外の加工食品3件、生鮮食品ゼロ件）。一方、前回3日の更新時から増えた撤回届出は31件だった。

　新規届出11件は、機能性関与成分、ヘルスクレームともに既存が中心。ファーマフーズ子会社の明治薬品㈱（富山県富山市）が、免疫関連機能で届出実績のある酢酸菌GK-1を機能性関与成分として配合したサプリを2件届け出た。うち1件の届出製品名は『免疫習慣＋シボラナイト』。関与成分として、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンを組み合わせた。

　撤回届出31件の撤回理由を見ると、引き続き「販売終了」、「生産終了」、「販売予定が無くなった」が大半を占める。ただ、より具体的な理由も見られ、㈱アカシアの樹（広島県廿日市）はサプリメントの『アカポリ肌ムズケア』（届出番号E506）について、「機能性表示食品制度改正に合わせ、新たな科学的根拠資料を準備する」として取り下げた。

　他に、「企画を中止」や「リニューアル品へ切り替え」などといった理由も。また、メチル化カテキンを含むべにふうきなどの粉末茶を2件届け出ていた熊本ソフトウェア㈱（熊本県上益城郡）は、届出商品の製造販売など「関連する事業を行わなくなった」として2件とも取り下げた。

　撤回届出の件数が増えている。改正・機能性表示食品制度の一部が施行された中で、過去の届出の全てについて取り下げを決める届出者も目に付き始めた。

9月の届出DB更新：【3日】9月最初の更新、新規届出13件　撤回届出は29件増