新規届出11件、うち3件に生鮮 【機能性表示食品届出DB更新】激増の撤回届出、さらに49件増える
消費者庁は11日、機能性表示食品の届出データベースを更新した。受付公開された新規届出は9社11件。11件のうち3件が生鮮食品だった。
一方、撤回届出の追加は49件に上った。今月4日から同6日にかけて届け出されたもの。1月末から顕著になった撤回届出を提出する動きは3月に入っても止まっていない。
生鮮食品を新たに届け出たのは、スプラウトの生産・販売を行う㈱中野農園(大阪府門真市)と、近鉄グループホールディングス㈱傘下の近鉄不動産㈱(大阪市天王寺区)。両社とも届出公開は今回が初めて。
中野農園は、スルフォラファングルコシノレートを機能性関与成分とするブロッコリースプラウトを届け出た。一方、近鉄不動産が届け出たのはトマトで機能性関与成分はGABA。同社のホームページによると、同社は農業ビジネスも行っており、奈良県内で植物工場と農業用ファームを運営。栽培したトマトのほかレタスを近鉄百貨店などで販売している。
このほか、今回初めて届出が公開された企業として、㈱学研ホールディングス傘下でグループホーム運営事業を行うメディカル・ケア・サービス㈱(さいたま市中央区)、健康食品や化粧品の通販を行う㈱ユニヴァ・フュージョン(東京都港区)などの名が見られた。
メディカル社は、記憶力などのサポート機能を訴求するものを含むサプリメント2品を届け出た。一方、ユニヴァ社が届け出たのは、脂肪を燃焼しやすくする機能が報告されているアルロースのほか、お腹の調子を整える機能などが報告されている植物性乳酸菌K-1を配合した粉末飲料。商品名には「KONBUCHA」を掲げた。
【石川太郎】
2024年3月の機能性表示食品届出DB更新
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