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新規届出、分類別ではサプリ優勢 【機能性表示食品届出DB更新】その他加工食品と比較、変化の兆しも

 消費者庁は16日、機能性表示食品の届出データベースを更新した。更新は3日連続で、ここにきて更新の頻度が高まっている。今回は、3月10日に届け出された新規届出6件(錠剤・カプセル剤等の加工食品=サプリ4件、サプリ以外の加工食品1件、生鮮食品1件)の情報を公開。撤回届出に関しては、前回の更新から動きがなかった。

 小林製薬「紅麹サプリ」健康被害問題によってサプリの需要が低下したといわれる。一方で、機能性表示食品の届出動向を追うと、2024年度のサプリの新規届出は累計702件(16日時点)。それに対してサプリ以外の加工食品の557件とサプリが優勢だ。

 ただ、改正制度が一部施行された昨年9月1日以降、サプリを届け出る勢いは弱まっている。同日以降に届け出され、今月16日までに公開された新規届出は累計683件。そのうちサプリは353件、サプリ以外の加工食品は315件と、サプリ優勢は変わらないものの差は大きく縮まっている。

 制度改正でサプリの製造・品質管理にGMP(適正製造規範)の遵守義務が課された。現在は経過措置期間中で、完全実施は来年9月。国が定めたGMP基準を遵守している機能性表示食品のサプリ品質の観点で他の健康食品と差別化できるようになる。ただ、GMP遵守の負担を敬遠する動きが販売会社などに広がれば、サプリの新規届出が減少していくこともありそうだ。

【石川太郎】

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