新日本製薬、「9月期第1四半期決算」説明動画を公開
新日本製薬㈱(福岡市中央区、後藤孝洋社長)はこのほど、2021年9月期第1四半期決算(20年10月~12月)の説明動画を公開した。
後藤社長によれば、売上高は84.8億円で前年同期比2.7%減だったが、計画を上回り順調に進捗。化粧品は、直営店舗・卸売販売が減収要因となるも、主力の通信販売は広告投資を抑制したにもかかわらず、前年同期を上回った。特に新商品『薬用リンクルストレッチジェル』の投入、若年層をターゲットにしたブランド戦略が奏功したという。
営業利益は前年同期比20%増の8.2億円。効率化施策の進展によるFF(フルフィルメント)コストの低減、コールセンターコストの減少により、オペレーションコストが前期比を大きく下回り、増益に貢献したとしている。
これからの成長戦略として、化粧品ではシニア世代のLTVの引き上げと新規顧客獲得、20~30代の顧客開拓に加え、EC・デジタル展開の加速を海外戦略を重視。
ヘルスケア分野では、ミドル世代・ミニマムライフ世代・シニア世代に対してスマートヘルスケア事業を展開していく。
スマートヘルスケア事業では、1月に発売したサプリメント『BODY AURA』をEC販売に加えて、今期中にドラッグストア5,000店舗で展開する予定という。
※FFコスト(フルフィルメントコスト):通信販売において、受注から配送まで(梱包、発送、代金回収など)の一連の業務全体にかかるコスト。