新型コロナ対策を標ぼう、健康食品販売会社を書類送検
「新型コロナウイルス対策」を標ぼうし、未承認の医薬品を販売したとして、警視庁は31日、健康食品販売会社の日本ホールフーズ(株)(東京都千代田区)と、会社役員の男性(72歳)、会社員の男性(44歳)を医薬品医療機器等法違反の疑いで書類送検したと発表した。
同社と被疑者らは2月3日~2月28日頃までの間、瓶入りのカプセル剤(90カプセル入り)を販売する際に、「新型コロナウイルス対策」、「増殖を抑制するというメカニズムが試験管レベルで解明されていた物質」などと広告。また、薬局開設者や医薬品販売業の許可を受けずに、販売目的で同商品175瓶を貯蔵していた疑いが持たれている。
同社によると、問題の広告は自社ウェブサイトで掲載していたという。同社では「日本の医療水準が高いなかで、サプリメントが役に立つと思って間違えたことが悔やまれる」と話している。