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新型コロナ便乗、2度の注意喚起も後を絶たず

新型コロナウイルス対策を標ぼうした健康食品の広告が問題となるなか、ドリコス(株)(東京都文京区)は3日、フィットネスクラブなどに向けて「免疫力をつけてもらうことが、コロナウイルスを乗り越える1番目の対策」とし、サプリメントサーバーを提供する旨を発表した。発表資料は、同社のウェブサイトやプレスリリース配信会社のサイトに掲載。現在、問題のある表現は修正済みとなっている。

 消費者庁は新型コロナウイルス対策を標ぼうした健康食品について、2度にわたって注意喚起を実施。だが、同様の広告は後を絶たないようだ。

 同社は発表資料のなかで、新型コロナウイルスの流行によって、フィットネスクラブやヨガスタジオではより強固なウイルス対策が求められていると指摘。このような状況下、フィットネス業界の従業員に向けて、「栄養補給で免疫力向上を目的」にサプリメントサーバーを提供すると説明していた。

 また、「お客様に安心して利用いただくため、まず現場で働く従業員の方々からウイルスに負けない免疫力をつけてもらうことが、コロナウイルスを乗り越える1番目の対策であると考え、ドリコス社は栄養面からフィットネス業界をサポートします」と記載していた。

 現時点で、新型コロナウイルスに対する有効性が確認された健康食品はなく、消費者庁では景品表示法や健康増進法の観点から監視を強めている。また、健康食品などで「免疫力向上」などを標ぼうすると、医薬品医療機器等法に抵触する。

 取材で同社は、「新型コロナウイルスに有効であるとか、治療できるとか、そういう意図はありませんでした」とし、表現を変更したと回答。発表資料を配信したプレスリリース配信サービス会社も「誤解を招く表現のため、文言と画像を変更した」と話している。

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