急成長する食品CRO、未病ライフ 【機能性表示食品特集】未病領域を対象に受託急増
未病ライフサイエンス㈱(東京都千代田区、北村功社長)は、関連学会や健診ネットワークを背景に、高い専門性とエビデンス品質を強みとして、主に「未病」領域を対象とした食品臨床試験をCRO機関として受託運営している。これまで、機能性表示食品や特定保健用食品の開発を中心に支援してきた。
「クラスター発生」リスクゼロを実現
新型コロナウイルス感染症の拡大に合わせて、リモートによる臨床試験サービスを導入するなど、医療機関や被験者との接触機会を遮断。クライアントが危惧する「主催案件によるクラスター発生」リスクゼロを実現した。そのため、昨年もコロナの影響はほぼゼロ。むしろ受注件数は大幅に伸びた。
直近では「健常な周閉経期女性の心身の不快感や不調に対する乳酸菌の作用の検討―ランダム化プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験」(試験終了)、「OLED照明下における非劣性無作為化比較試験-ランダム化クロスオーバー比較試験」など、昨今のトレンドであるフェムテック領域試験および経口・非経口摂取を問わずヒト試験を手掛けている。
ヘルスプロモーション事業も展開
健康食品・製薬メーカーなどの最終商品販売事業者向けのヘルスプロモーション事業も展開している。サンプリング実施可能な施設は、健診施設(約3,000件)、歯科クリニック(約2万件)、健保組合(約700件)、調剤薬局(約200件)となり、商品特性に応じた配布先を用意。設置あるいは手渡しによるサンプリングを実施。施設の特性に応じて「ポスター」、「POP」、「サイネージ掲示」、「チラシ配布によるECサイト誘導」などが可能となる。
医療シーンでは、サンプルの配布対象者をセグメント条件により選別、さらに商品への興味の有無を聞き取った上で、サンプル品やPRチラシを配布するため、無駄な配布・費用がかからない。また、アンケートの取得や使用感調査も可能。直近では、継続摂取による定点調査の意味合いでの問い合わせも多い。要望に応じて集計やグラフ作成、報告書の提出も行う。
<COMPANY INFORMATION>
所在地:東京都千代田区神田三崎町2-18-4
TEL:03-6256-9600
E-mail:mibyou-ls.com/mybyou-010
URL:https://www.mibyou-ls.com/
事業内容:食品および美容に関する臨床試験の受託運営
(冒頭の写真:本文とは関係ありません)