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年頭所感~変化に寄り添う健康食品産業へ

健康と食品懇話会 会長 桂木 能久 氏

 新年おめでとうございます。

 2020年は、機能性表示食品の制度が施行され5年の節目の年となります。昨年までに、およそ2,500件を超える届け出がなされ、新しい市場が形成されました。個性のある商品が多数並び、消費者にとっては、自分に合う機能性表示食品を手に取る機会が増えたことは、健康食品産業界にとって好ましい状況と言えます。

 そして、昨年の後半からは、日本健康・栄養食品協会から、特定保健用食品における公正競争規約の策定が提案されました。また、機能性表示食品についても、その必要性が、産業界では議論され始めています。このように、これまでの右肩上がりの市場形成期から、より消費者に信頼される保健機能食品制度にするために議論が活発になされ、業界が一丸となって制度を安定にさせる流れが加速すると期待されます。

 “健康と食品”に関わる分野は大きく変化しています。和食がユネスコの無形文化遺産に登録されて以来、長寿国日本の健康な食事とは何かを明らかにする研究、個々の健康状態や体質を詳細に把握し、個人に合った食事を提供する、いわゆるプレシジョン・ニュートリションの研究、そして、Society5.0で示されているように、ITのさらなる進化による健康状態の可視化などが、その代表例です。AIをはじめとする科学技術の急速な進歩、そしてデータサイエンスの重要性が増し、“健康と食品”を取り巻く環境は、さらに大きく変化することが予想されます。

 健康と食品懇話会は、「人生100年時代」を見据えて、世の中のさまざまな変化を機敏に感じながら、健康食品産業の発展に貢献して参る所存です。本年も、何卒よろしくお願い申し上げます。

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