希乃屋が染毛剤の販売ショップを閉店 ケーシーズが「再お問合せ」に対する回答を公開、なお疑問も
『希乃屋エアカラーフォーム』という名称の染毛剤を販売する㈱希乃屋(東京都世田谷区、鈴木亮市社長)に対して「再お問合せ」を行っていた特定適格消費者団体の(特非)消費者支援機構関西(KC’s/ケーシーズ)がこのほど、同社からの回答書を公表した。
希乃屋の代理人である(弁)至誠法律事務所の齋藤健一郎弁護士から、4月12日付で送られてきた回答書の中身は以下のとおり。
第1 「希乃屋ショップ」及び「悠優ショップ」について
希乃屋ショップにつきましては、2023年2月末をもって閉店し、発送業務を含む全ての業務を停止しておりますので、今後の希乃屋ブランドの商品はamazon等のサイトにおける販売のみとなります。
第2「希乃屋ショップ」にて購入した商品の問合せ先について
第1の回答のとおり、2023年2月末をもって閉店し、全ての業務を停止しておりますので、希乃屋ショップにおける商品の継続販売、商品の発送等も一切行っておりません。
(以上、原文ママ)
希乃屋の回答には、再お問合せ「昨年(2022年)9月21日以前に希乃屋ショップで申し込んだ商品の販売が継続している場合、休止・解約するための手続き方法」については明確な説明がない。
「9月21日付で販売URLを非表示にした」との回答が前回の回答書で示されているが、今年2月末でショップを閉めたことも踏まえて、昨年9月21日以前に契約した消費者の解約については、全て受け付けたことになるのかどうかも分からない。
取材に対し齋藤弁護士は「コメントできない」と回答。他方、ケーシーズがさらなるお問合せを行うのかどうかについて同団体に聞いたところ、「お問合せ窓口がない状態なので」と述べ、今後、「どうするか検討中」という。
【田代 宏】
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