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山笠太郎の健康管理とほほ日記 ~不摂生な私が25年もスポーツクラブに通える理由~(11)

ゴルフ編最終回、ぶっちゃける太郎ちゃん

 さて今回は3回にわたってのテーマである小生がゴルフを何故好きになれなかったかの最終回だ。

 結論をひと言で申し上げるならば…ぶっちゃけ小生、ゴルフが「へたっぴ(苦笑)」であったからだ(爆)さらに付け加えるならば、出世?の為に食らいつくように練習や努力をする気も何故か全く起こらなかったのも事実であった…(爆)

 それでも立場上、回数をこなすうちにある程度上手くなり…気が付けば趣味になっちゃったりしちゃうのが世の常?であるが、そんな兆しも全く見えなかった…(汗)

 小生が社会人となった古き良き?昭和時代後期、サラリーマン(特に営業…)においては「呑む・打つ・買う」は当たり前。現代のコンプラ社会とは真逆な時代であった(苦笑)

 で、ゴルフはどう関係あるの?と思われるかもしれないが、先ず「呑む」について、当時のゴルフプレー時のランチタイムは居酒屋状態だったし、途中の茶店でビールも普通だった。

 「打つ」については「握り」と称するマネーのやり取りや、ポイント制のアトラクション等々、まるで「ギャンブル依存症」じゃないかっていうプレーヤーだらけだった(苦笑)

 このポイント制のアトラクションをデフォルメしたものがテレビの正月番組でビッグスリーと言われていたお笑いタレントが面白おかしくラウンドしていたゴルフだと言えばイメージできるかと思う。

 ご参考までに小生、最高で1ラウンド5万円負けた経験があった事を記しておく(汗) この程度で済んだのは運が良い方で(苦笑)、「恐るべし賭けゴルフ文化」であったのだ。

 実際、某地方都市の地域一番店のスーパーの超ワンマン社長はキャディが「ファー」と叫ぶと「はい、ターザン発動でマイナス10点」と次から次に新手のルールが飛び出し、当然、納入問屋やメーカーである同伴プレーヤーはドキドキだ。追い打ちを掛けるようにワンマン社長持参の焼酎をラウンド中にグイグイ飲まされるため、多少腕に覚えのある同伴者でもボロボロになる…こんな調子で、この超ワンマン社長さんとラウンドする時は最低でも20~30万円はキャッシュが必要だ、と言われ恐れられていた…(汗)

みんな、なかったことにしたい?(笑)

 「買う」の方はこれもまた取引先の超ワンマンオーナーさんが絡む時の話になるが、あまりに下品過ぎてさすがにここでは控えさせて頂く…(苦笑)

 基本、当時は麻雀もそうであるが、「へたっぴ」のあいだはとことん巻き上げられたものだ(汗)そしてそのボロ負けを原動力として努力し?上達していくという構図であった。

 接待や上司(役員)が絡むと仮に相手より上手くても、握りやアトラクションでの大勝ちは「かわいげがない」と嫌われてしまう。

 ただし突き抜けて上手いと自然と業界で有名人となり、ゴルフ好きのオーナーさん達から「ご指名」を頂く事もしょっちゅうで、それはそれで営業として大きな「武器」となる。

 ゴルフ上級者であっても、生真面目にマイペースでラウンドし、結果的に上司や取引先をトコトン叩きのめしたところで単純に嫌われるだけだ。その場の空気を読み、和やかに同伴者とプレー出来るセールスが社内外でトップセールスマンとして君臨するのだ。

 一方で必死に練習した成果により上達した中間管理職の中には、社内での優越的立場を利用し、ゴルフ初心者同然の部下や後輩達から「ハイ授業料」とばかりになけなしのお小遣いを容赦なく巻き上げていくという、さもしい輩も一定数散見される事となる(苦笑)

 実は小生、そーゆー「セコさ」に馴染めなかったし、元々ギャンブル自体奇跡的に興味が湧かなかった。また、酒とゴルフは分けたい派の小生にとって「酒飲んでゴルフ」はどーしても楽しめなかった。当時、毎回飲酒運転バリバリで、這々の体で夜遅く自宅に辿り着くゴルフは、苦痛以外の何物でもなかった。

 こうして今振り返ると、当時は良くもまぁ全国的にこんなゴルフがまかり通っていたものだとつくづく思う。心当たりのある国家公務員も含めた日本国民は、現在、きっと全て無かった事にしているのであろう…(笑)

(つづく)

<プロフィール>山笠太郎(やまがさ たろう)
三無主義全盛の中、怠惰な学生生活を5年間過ごした後、運良く大手食品メーカーに潜り込む。健康食品事業部に配属され、バブル期を挟み10年。その間に健康食品業界で培った山笠ワールドと言われる独自の世界観を確立。その後社内では様々な部門を渡り歩き47都道府県全ての地に足を踏み入れる事となる。

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